治したい疵とさうでない疵

願はくは、此の妄想が、何時までも続くやうに。


わたくしは何う足掻いたところで結局何も識らぬお莫迦さんなのですから、まう白痴として生きるので良う御坐ゐませう。


さういへば昨日の、否けふ未明の出来事でありますが、前髪を短く切り過ぎたンであります。

肌色が増えました。

肌と髪とがコンナにハツキリ区切られてをりますので、日常から目張りが必要になつて仕舞ひました。何とも厄介です。

その目張りも、施してから幾時間も経つて、剥げ落ちたりぼやけたりして、わたくしの顔は何時にも増して大変なみすぼらしさです。


太宰先生は、實はをんなであったのでせうか。


わたくしは幸せなンです。
其れだけば紛れも無い事實です。



だから此れは総て妄想ですつてば。

おかしいのねへ、ははははは!!!!

ハウスキイピング

寫嗔あそびしたい。


まうソンナに暇はない。か知らん。



病み上がりで躰が弱つてゐるうちに、焼附けて仕舞ひたい。


眼のまはり真黒にしたい。


そんな、やりたい事ばかりを思ひ附くけふは仕方がないので、熱い珈琲を淹れて前髪を切るのだ。


形の決まりのない、じやれ合ひがしたい。


君を宙に吊り下げて遊びたい。






時間を氣にしたくない。
スケヂウルを一度真白にしたい。
眼を洗いたい。
生クリームを食べたい。
踊りたい。
部屋の片附けがしたい。
髪を伸ばしたい。
髪を切りたい。
唄ひたい。
絵を描きたい。
厚着したい。




私は無慾です。


因みにわたくしが福島の旅館にて目撃されたことがニウスになつてゐますが、偽者です。
嘘の情報に惑はされぬ正しい國民になりませう。

(no subject)

手前の問題を、さも他人の悩みのやうに云ひ換えて相談する遊びをしてゐる。

御早う皆さん。毬子です。


目醒めた瞬間から眼が痒いンだ。
髪の毛も伸びはぢめて、シツチヤカメツチヤカに跳ねるので、カツとなつて何もせずに家を出た。



アレ、けふも雨ですな。

まう全然出歩きたくない。


太陽がとほい。