砕かれた色とりどりの食物の洪水

自分の置かれてゐる境遇が如何に自分が望んだそれに近いか、身に染みてわかつた。

五感を留守にすれど感ずる危機感。必然的な時間の流れは例外なくわたくしをも老人へ化けさすのを、見ぬやうにしてゐた。


全くの不細工め。けふは正す可き襟も附いてはをらぬ。


首ばかり奇麗に洗ふたところで、背後からの刃物にやられるだけぢやないか！


人が成つたゝめしのないわたくしは、成人の称號を剥奪されることになりました。

期日は今月、七日。

重苦に立ち戻るわたくしを、これからもどうぞ、宜しくネ。来年は、(来ればの話だけど)またひとつ退化するつもり。



長月生まれつて、何うしてこんなに多いのか。前の年の11月、おめでたう。