生まれつき捩れたジヨイント

出来る限り、ズーと押し込めてゐたかつた、至極厄介なわたくしが頭をもたげた。

久し振り！早く死ね。

此奴が活發化すると、四六時中上の空で仕事が手に附かなくなり、食事さへまゝならなくなるのだ。

余計な氣を廻して浮いたり沈んだりだなんて、まう、本当にうんざりだ。


気附かなければ、コンナ無様はなかつた。


僕は、きつと遺伝子レヴエルから、誰の一番にもなれないやうに造られたのだ。

【何て大それた夢を見て仕舞つたんだらう、あんな傲慢な類いの】、何を押し附けたといふのだらう。

早く死なしてお呉れよ。

牛頭

脳天突き破られ命絶たされやうと熱湯にて肉を剥がされやうと風雨に晒されやうと

未だ笑ふてゐる。



愉快な奴。


わたくしはおまへを紙上に喚び寄せやう。

「云ふてみろ！」と云はれたので

生きてゐる！

生きてゐる！

生きてゐる！



具合が悪いです。

わたしは仕事を溜め込みました。

頑張ります。


働けど働けど我が暮らし樂にならずだなんて云ふてゐる暇があつたら頭を廻しなヨ。


最近では別人格ができてしまひ、そちらに逃避をしてしまふてをりました。


わたくしはわたくしなのにおかしなおはなしだわよね。


そんなに大きな器でないのだ。


こんな事で大袈裟な、と思ふだらう。

わたくしもさう思ふ。


はやく、えらくならう。