【手】に寄せて

このところ、手やら腕やらのすがたかたちに、執着してゐる。
(※氣が附くと造つてゐたりジーと観察したりしてゐる。)



腐りかけの其れのフシヤツとした具合とかすえた匂ひとかを考へると、何うしてか分からんが歯が想像を咀嚼(※誤字かも)しはぢめるのだ。

口いつぱいに味が拡がつて、顔をしかめる。

此処までは全部妄想。






昨日、夜道で痴漢に遭ひました。大した事はされてゐないけれど衝撃だつた。

其の所為でズーと眠たいのです。眠つて忘れたい。


良いことばかりでは一日は終はらぬ事を教へて呉れたのだらうか。


さういへば、これも手の仕業でありますな。
否、脳かな、能かな。


手は可哀想だ。

伸ばした黒い手

繪畫實習中にデツサンに飽き、練りゴムでこさへた手が割と恐ろしくて氣に入つたといふお話。(※畫像参照)

次の時限の箱庭をつくる授業で有効活用されました。


偖。
けふ(ア、まう昨日か！)になつてやつと、百眼稽古に参加できました。

わたくしの武器がおかしい。超絶スペシヤル格好良いヨ!!
完成が待ち遠しいです。笑。

体力の著しい低下を何とかしたいと思ひます。

無言地獄に無知地獄

女は當たり前の言葉を半ば強制的に相手より引き摺り出すことで、自己の立場の安全を確かめやうとするらしいのだ。

黙つてゐられては本當がわからないといふ。不信なのだらうか。疑はないのは怠惰ださうだ。

本當を知つて何うしやうと云ふのだ。



さういへば、あすこでも、其れと違ふたあすこでも、適切な言葉を發せられなかつた。

肝心なことが喋れなくて全然胸のうちを伝へられない。

何も変はつちやいないねへ。今になつてコンナ事で悶々とするなンて恥ずかしい限りだ。